【マンU】中盤補強の苦難:新たなターゲットとしてチェルシーのMFアンドレイ・サントスに興味?

マンチェスター・ユナイテッド

はじめに:マンチェスター・ユナイテッド、中盤の緊急事態に直面

マンチェスター・ユナイテッドは、中盤の深刻な戦力不足という緊急事態に直面しています。6月30日に契約満了に伴いカゼミーロが退団し、さらに当初売却が予定されていたマヌエル・ウガルテも、ワールドカップ中に重傷を負い、少なくとも2026年までの長期離脱が濃厚と報じられています。これにより、彼の売却は絶望的となり、夏の移籍市場を迎えた時点で、トップチームで明確なセントラルミッドフィールダーとして認識されているのはコビー・メイヌーのみという深刻な状況に陥っていました。クラブは中盤の補強を最優先事項と位置付けていましたが、その後の状況は予期せぬ展開を見せています。

相次ぐターゲットの逸失:移籍市場での苦戦

マンチェスター・ユナイテッドは、夏の移籍市場においても困難に直面しています。中盤の最優先ターゲットの一人としていたイングランド代表のエリオット・アンダーソンは、6月25日にノッティンガム・フォレストからマンチェスター・シティへクラブ史上最高額となる1億1600万ポンドで移籍が決定しました。

続いて、7月2日には、マンチェスター・ユナイテッドが獲得に自信を見せていたウェストハムのマテウス・フェルナンデスが、トッテナムへクラブ史上最高額の8500万ポンドで移籍。トッテナムの関心によりウェストハムが8000万ポンドを超える評価額を維持したため、ユナイテッドは8500万ポンド(アドオン含む)を支払う意思はあったものの、さらなる価格競争を避ける判断をしたとされています。

さらに、セリエAのアタランタからエデルソンを3500万ポンドで獲得することで合意に至ったものの、ブラジル代表に遅れて招集されたため、メディカルチェックはワールドカップ終了後、最低3週間の休暇を経てからとなる見込みです。

この状況下、7月9日にプレシーズントレーニングが始まる際、マイケル・キャリック監督のトップチームで明確な中盤選手はメイソン・マウント(より攻撃的な役割)のみとなる可能性があります。7月18日にはヘルシンキでレクサムとの最初の親善試合が予定されており、ウェブサイトに記載されている8人のトップチーム中盤選手のうち、マウントに加え、キャリック監督の選択肢となるのは、ハルが関心を示すトビー・コリアー、昨シーズンにリーグ1に降格したロザラムへローン移籍していたダン・ゴア、そしてジャックとタイラー・フレッチャーの双子のみです。残りの選手はまだワールドカップに参加中です。

マンチェスター・ユナイテッドのプレミアリーグ2のキャプテンであるジェイコブ・デバニーや、アカデミー所属のジャック・ムーアハウス、ジェイス・フィッツジェラルド、セク・コネ、ジム・スウェイツといった若手選手には、7月24日のノルウェーのローゼンボリ戦などでキャリック監督にアピールするチャンスがあります。しかし、8月1日のストックホルムでのアトレティコ・マドリード戦を皮切りに、高レベルなプレシーズンマッチが続くことを考えると、キャリック監督はそれまでに中盤の状況が解決されることを強く望んでいるでしょう。

新たな補強候補たち:アンドレイ・サントスに注目

中盤補強で苦戦するマンチェスター・ユナイテッドに、新たなターゲットとしてチェルシーのアンドレイ・サントスの名前が浮上しています。チェルシーのリアム・ローゼニア監督の下でプレーを続けていれば、移籍市場に出ることはなかったかもしれません。22歳のアンドレイ・サントスは、ローゼニアの下でストラスブールでプレーし、昨シーズンはチェルシーで43試合に出場。カゼミーロに似たプレースタイルを持つものの、経験はまだ浅い選手です。BBCスポーツのNizaar Kinsellaは7月3日に「多くのクラブがサントスに関心を示している」と報じており、彼の関係者も移籍の可能性に前向きであると伝えられています。彼もまた、約5000万ポンドで獲得可能と見られています。

その他の有力候補

アンドレイ・サントス以外にも、マンチェスター・ユナイテッドは複数の選手を検討していると報じられています。

  • アレックス・スコット(ボーンマス):イングランドU-21代表として欧州選手権優勝に貢献した22歳。昨シーズンはボーンマスの躍進を支え、有力なターゲットの一人。しかし、アーセナルも関心を示し、ボーンマスも売却に否定的で長期契約を望んでいるため、獲得は困難が予想されます。
  • タイラー・アダムス(ボーンマス):目立つタイプではないものの、所属チームにとって不可欠な存在。昨シーズンは負傷に苦しんだが、ワールドカップではアメリカ代表の主力として活躍。ボーンマスは2028年まで契約を残す彼を4000万〜5000万ポンドで売却する可能性も示唆されています。
  • フェリックス・ヌメチャ(ボルシア・ドルトムント):マンチェスター・シティのアカデミー出身で、ドイツ代表経験もある選手。マンチェスター・ユナイテッドのフットボールディレクターであるジェイソン・ウィルコックスが彼のことをよく知っています。しかし、3月にドルトムントと新契約を結んでおり、現時点では獲得に向けた積極的な動きはないとされています。
  • オーレリアン・チュアメニ(レアル・マドリード):ワールドカップ優勝候補フランス代表の主力であり、最も魅力的な獲得候補の一人。しかし、高額な給与を要求する可能性が高く、少数株主であるジム・ラトクリフ卿が巨額の給与支払いを抑制したい時期と重なります。新監督ジョゼ・モウリーニョが彼のレアル・マドリード残留に大きな影響力を持つと見られており、獲得は難しいでしょう。
  • カルロス・バレバ(ブライトン):カメルーン代表。昨夏には具体的な関心が寄せられたものの拒否された経緯があり、現在ユナイテッドの関心は冷え込んでいると伝えられています。しかし、事前調査は完了しているため、再びターゲットとして浮上する可能性も。ブライトンは交渉において強硬姿勢を取ることで知られ、移籍金は1億ポンドを下回らないと見られています。

まとめ:マンチェスター・ユナイテッドの夏の移籍市場、正念場へ

カゼミーロの退団とウガルテの負傷により、中盤に深刻な穴を抱えるマンチェスター・ユナイテッドにとって、夏の移籍市場での補強は喫緊の課題です。複数の優先ターゲットを逃し、プレシーズンを目前に控える中で、チェルシーのアンドレイ・サントスを含む新たな候補たちが浮上しています。

8月1日のアトレティコ・マドリード戦を皮切りに高レベルなプレシーズンマッチが始まるまでに、中盤の状況を解決することはキャリック監督にとって喫緊の課題です。限られた時間の中で、マンチェスター・ユナイテッドが最適な選択を行い、新シーズンに向けて盤石な体制を築けるかどうかに注目が集まります。夏の移籍市場は、マンチェスター・ユナイテッドにとって真の正念場を迎えていると言えるでしょう。

Man Utd: Who will club turn to as they address midfield issues?
After missing out on Elliot Anderson and Mateus Fernandes, are Bournemouth's Alex Scott and Chelsea's Andrey Santos now ...
タイトルとURLをコピーしました