プレシーズン中に浮上した「腕章騒動」の真相
リバプールに所属するハンガリー代表MFドミニク・ソボスライが、プレシーズン中に発生したチームメイトとの不穏な空気について口を開いた。事の発端は、アメリカ遠征中に行われたプレシーズンマッチの直後、ソボスライ、カーティス・ジョーンズ、コスタス・ツィミカスの3人がピッチ上で激しく議論しているように見える動画がSNS上で拡散されたことだ。
この試合中、ソボスライは交代時にキャプテン腕章をジョーンズではなくツィミカスに手渡した。試合終了のホイッスルが鳴った後、ジョーンズとソボスライ、そしてツィミカスがサポーターへ挨拶に向かう道中で口論を展開。動画には、ギリシャ代表左サイドバックのツィミカスが腕章を地面に投げ捨てるような様子も映し出されており、サポーターの間で不仲説やチーム内の不協和音を懸念する声が上がっていた。
その後の親善試合では、ソボスライは交代時にジョーンズへ腕章を渡している。この一連の出来事について、ソボスライは「3人の間で争いなど一切なかった」と不仲説を一蹴した。
ソボスライは「ピッチの上で少し話し合っていただけだ。それをメディアが非常に大きく書き立ててしまった。次はロッカールームで話すようにするよ。誰も誰に対しても怒っていない。すべては解決しており、私たちは問題ない(We are cool)」と語り、チーム内の関係が極めて良好であることを強調した。
副キャプテンの座とリーダーシップへの想い
昨夏、移籍金6000万ポンド(約110億円)でリバプールに加入したソボスライは、このアメリカ遠征で重要な役割を担っていた。正キャプテンであるフィルジル・ファン・ダイクが合流前で不在であり、ジョー・ゴメスも一時離脱していたため、遠征中の多くの時間でソボスライがキャプテンマークを巻いてチームを牽引した。
新監督のアンドニ・イラオラのもと、新体制におけるリーダーシップグループの構成にも注目が集まっているが、まだこの件について選手たちと具体的な話し合いは行われていないという。
ソボスライは「副キャプテンに関する話し合いはまだ行われていない。チームにはキャプテンのファン・ダイクがいて、アリソンやゴメスもいる。今回の遠征ではアリソンがおらず、ゴメスが不在だったために自分が腕章を巻くことになったが、非常に誇らしい瞬間だった。今後のことは監督が決めることであり、私の選択ではない」とコメントした。
さらに、「もしリバプールから副キャプテンの打診があれば、喜んで引き受ける。それは私にとって大きな名誉だ。しかし、私はチームの全員を尊重している。誰が選ばれたとしても、私たちはそのリーダーに従うだけだ」と、フォロワーとしての真摯な姿勢も示している。
イラオラ新監督のもとで迎える新シーズンへの決意
チームがイギリスへ帰国する直前、メディア対応に応じたソボスライは、新シーズンへの強いモチベーションをのぞかせた。
「早く新しいシーズンを始めたい。昨シーズンは私たちが望むような結末にはならず、ベストなシーズンとは言えなかった。だからこそ、それを今シーズンのモチベーションに変えて、再びタイトルに挑戦する準備はできている」と語った。
また、今夏の移籍市場における補強の動きについても言及。「誰を獲得すべきか、それは私が決めることではない。クラブと監督が最適な判断を下すと信じている。私たちは今いるメンバーで全力を尽くし、新シーズンに向けて結束するだけだ」と締めくくり、新体制での成功に向けて強い決意を示した。



