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イングランドB代表、10人相手にまさかの逆転負け

_41689242_eng8B International Match; Thursday, 25 May 2006
 現地時間25日、イングランド代表はW杯へ向けた調整試合としてベラルーシと国際Bマッチを行った。
●イングランド B 1−2 ベラルーシ
 (イ)ジェナス35
 (ベ)クツゾフ50、コルニレンコ81
<戦評>以下をクリックしてご覧下さい。


 W杯へ向けて控えの選手のモチベーションと景気付けに位置づけられたこの試合だが、結果はファンに対して不安を与えるだけのものになってしまった。
 試合前に『絶好調』と豪語したこの日のキャプテンFWオーウェンは、確かに怪我から復帰はしているが、相手を脅かすことが出来ずに、その言葉は影を潜めた。
 共に2トップを組みW杯での先発出場が濃厚とみられているFWクラウチはまずまず。 ターゲットになり確実にポストプレーをこなし、カウンター時には素早いドリブルもみせた。しかし、W杯で点が取れるのかどうかは未知数。
 この他、先発メンバーで注目されたのが怪我から復帰組のDFアシュリー・コールとDFキャンベル。
 キャンベルはCLの決勝戦でもみせたように、玉際の強さ、安定感が戻り合格点。
 A・コールも運動量も増え、心配はなさそうだが、気になったのはMFダウニングとのコンビネーション。
 両選手がスペースを潰し合い、左サイドから起点を作ることは出来なかった。
 ダウニングに関してはドリブルで相手を抜ききれない。 得意のアーリークロスは精度が悪く、精彩を欠いた。
 一方で、この試合で目立ったのが右サイドの2人。
 起用法が疑われた右SBハーグリーブスとフル代表デビューの19歳MFアーロン・レノン。
 レノンはボールを持つたびに持ち味でもあるドリブルで、積極的に相手DFとマッチアップ。 相手左SBは全くついていけず、何度もファウルでレノンを止めた。 おそらく15回目のファウルを犯した時であろうか。 ついにイエローカードが出され、その1分後にまたレノンに振り切られたDFはファウルで止め、退場処分となった。 このレノンの起用がこの日唯一の収穫だったともいえる。
 そして、そのレノンをサポートしたのがハーグリーブス。 元々はパスだしを得意とするボランチの選手だけに、足下のボールさばきはもちろん、守備面でも体を張り、右サイドを走り回った。 DF陣に新たな可能性が生まれた。
 中盤の真ん中を務めた2人はMFキャリックとMFジェナスだったが、キャリックはボランチの位置で攻撃の起点となり、ジェナスは前目に位置して前線に飛び出すという意味では仕事をこなしていたが、あまりにもパスミスが多く目立った。 おそらく、ランパード&ジェラードだったらもっとミスパスは少なかっただろう。
 心配なのは後半からピッチに入ったGKグリーン。 8分後にゴールキックを蹴ろうとした際に、足の付け根を痛め、そのままピッチにうずくまった。 そして、そのキックミスしたボールは無惨にも相手選手によってゴールに蹴り込まれた。 グリーンはそのまま負傷退場し、W杯出場も危ぶまれている。
 そのグリーンに代わって登場したのはイングランドU-21代表GK、リバプールのスコット・カーソン。 こちらもフル初出場。
 そして、後半残り30分で待望の17歳FWセオ・ウォルコットが登場。 観客はスタンディングオベーションで『ワンダーボーイ』を出迎えた。 アーセナルでは1回も試合に出たことがない17歳だが、ピッチに入りハーフウェーライン付近でボールを受けると、トラップでまず1人をかわしスピードにのると、残り2人のDFの裏のスペースにボールを送り、2人の間をくぐり抜けようとするも、相手のファウルによって残念ながら阻止された。 しかし、ティエリ・アンリを彷彿させるそのプレーに観客はどよめいた。 実際に同じアーセナルでプレーするA・コールはアンリよりウォルコットの方が速いと証言している。
 ウォルコットはその後もミドルレンジから強烈なシュートを積極的に放つなど、今後の可能性を魅せた。
 試合終了間際にはMFジョー・コール、FWデフォー、初出場DFダウソンを投入するも、10人相手にチャンスが作れず、後半36分にはそのダウソンが相手FWに振り切られ決勝点を許した。
 

5 Responses to “イングランドB代表、10人相手にまさかの逆転負け”

  1. hids より:

    こんばんは。
    W杯、近づいてきましたね。
    日本代表よりもイングランド代表が気になる今日この頃です。
    ベラルーシ戦、オーウェン、先発なんですね。どこまで復調しているか気になるので、またレポート読ませてもらいます。
    日本代表は昨日、高校生相手に22-0で勝ちましたよ。高校生相手に、何だかなって感じです。勝ち癖をつけるにはいいかもしれないけど、ブラジルと対戦しなきゃいけないのに、ゆるい状態でいいんですかね。

  2. 編集長 より:

    >hidsさん、
    こんにちは。
    この国際Bマッチがどのような定義なのかはわかりませんが、面白いメンバーで臨みそうですね。
    オーウェンは絶好調といわれていますが、実践ではどうでしょう??
    ウォルコットの登場もあるようですし、楽しみです。
    中でも、ハーグリーブスの右SB起用はどういうこと??
    一方、日本代表は22−0ですか。
    3分弱に1点。
    チーム内で紅白戦を行ったほうがマシな気もしますけど。。。
    せめて、アジア内で国際試合を組んで欲しかったですね。それかユース日本代表とか。

  3. Wonder より:

    この試合、じっくりテレビ観戦していました。
    感想は、
    ・レノンはイイ!!ベッカムといつでも交代可能!?
    ・もっとウォルコットにいいボールが入るところを見たかった
    ・グリーンはかわいそうだったが、あのベラルーシのゴールはしょうがない(誰でも入れると思う)
    ・審判のレベルがひどすぎる!(得点時のオーウェンの明らかなオフサイド、ベラルーシの明らかなハンドなど・・・)
    ・ジョー・コールもそこそこ合格点では?
    といったところでしょうか。
    今も朝から再放送見ています・・・。

  4. ライアン より:

    すごくわかりやすい戦評でした。
    ウォルコットは観たいですね。
    GKがかなり心配になりました・・・。

  5. 編集長 より:

    >Wonderさん、
    こんばんは。
    レノンは良かったですね。
    あそこまでやってくれれば、SWPの落選にも納得がいきます。
    あとはウォルコット!
    もっとボールを集めて欲しかったですよね。
    でも、何か観ていてワクワクさせてくれましたね。
    ジョーも良かったです。でも、味方を探している場面が目立ったような。あのような試合ではもっと強引に行って欲しい!やれば出来る選手ですからね!!
    最後にレフ。最悪です。ファウル取り過ぎのわりには、ハンドとか取らないし(怒)
    >ライアンさん、
    こんばんは。
    ありがとうございます。おそらく日本では放映されないと思いましたので、珍しく辛口批評を書かせて頂きました(笑)
    ウォルコットがもっと観たかったんですけどねぇー。
    でも、スピードありますよー。
    今回の試合の映像拾ってくださいよー!
    GKグリーンは駄目のようです・・・。

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